悟りとあなたとの距離　10

☆究極の皮肉

どんなに頑張っていても、それは所詮、意識の中だけのことです。
ゴムボールの中で、飛び跳ねているようなものです。

悟りや自由というものがわかる時は、あなたがいなくなった時だけなのです。
つまり、その時、あなたは「私は悟った」といえないのです。
なぜなら、もうそこにあなたは存在していないのですから。

これこそが、究極的な皮肉です。

ですので、ラメッシ・バルセカールは、悟りなんてそんなものを求めるよりも、
1億円を求めていた方が、よっぽどいい。というのです。

悟りを求めることに、価値はありません。
なぜなら、価値というものもまた、意識の中にしか存在しないからです。

☆距離はない

ですので、5千万の家とあなたの間には距離があります。
そして、それを縮めようとするのは、結構なことです。

けれども、悟りとあなたの間には、距離はありません。

あなたと真我との間には、紙一枚も隔てていないのです。
あなたと悟りの間には、1ミリの距離もないのです。

ですので、それを縮めようとするのは、滑稽なことです。

あなたがわからなければいけないのは、まさしく”そこ”なのです。

そして、それがわからないがために、全ての人間は、あてどもなくさまよい続ける、というゲームを演じ続けているのです。

☆直接体験を通して、わかること

他のことなどどうでもいいので、いにしえから言われていることを自分自身だけで、わかってください。

「あなたの探しているものは、あなたの中にある」
「あなたが探しているものは、目の前にある」
「汝、すでにそれなり」

これらのメッセージをよく見てみてください。

距離がありません。

これは、概念ではないのです。

あなたが、直接体験できる理解なのです。

その時、あなたは、びっくりするはずです。

「私は、なんてバカだったんだ！！！」と。
「なんて愚かだったんだ！！！」と。

この理解は、全てを吹き飛ばすほどの威力を持っています。

☆人が到れる最終地点

私が言えることは、こここそが、人が昇ってこれる最終地点です。
ここに到る時、その人は、もう欲望の奴隷ではありません。
あらゆるものを諦めています。

理解の最終地点に来れば、あなたはギブアップするしかないことを直接理解できるのです。

ギブアップの会は、皆さんが、少なくともここの理解を得るまで…
直接体験を通して、この理解を得るまで、皆さんをサポートしていきます。

なぜなら、ここまで来れば、あなたはもう誰も必要としないからです。
グルもマスターも聖者も特定の神も必要だと思いません。

既に直接理解によって、あなたは自分が何者なのかを、もっと言えば、何でなかったのかをはっきりと知ることが出来るからです。

（おわり）

※クラスの詳細については、こちらとこちらを参照下さい。

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