サークルの彼方へ

ホワイトクラス 9 ~信念~

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☆第一段階としての信念

ホワイトクラス第9回目のテーマは、信念になります。

ここで扱うのは、信念の最初の段階です。

つまり、個人として眠りの段階にいる状況下での信念についてです。

この段階では、まだ信念が何をもたらすのかについての全面的な理解はありません。

☆現実の創造や引き寄せの法則

近年では、スピリチュアルという単語が世間の中で認知されてきたことにより、現実の創造や引き寄せの法則、というものが理解され始めています。

まず、なぜ最近になって、この手のものが注目され始めてきたのでしょうか?それを誰も問いません。

現実の創造や引き寄せの法則、というものは、何も数年前に出てきたものではなく、ずっと昔からあったものです。

けれども、なぜ今までそれが注目されてこなかったのでしょうか?
このことについて、私が知る限り、ほぼ誰も疑問に思わないようです。

☆意識の飛躍的な進歩~クォンタムリープ~

私が言えるのは、これらは、まさしく準備が整い始めている証拠だ、ということです。
私の経験から言えるのは、とにかく何事も偶然に起こることはありません。

大勢の方の準備が整っているからこそ、このような理解が現れるのです。

見た所、この十数年で意識の急速な進歩が起こっています。
特に、1980年代以降は、まさしく飛躍的な進歩になっています。

スピリチュアルでは、よくクォンタムリープ(量子的飛躍)という単語が使われているようですが、まさしくとんでもない飛躍が起こっています。

ですので、この急激な進歩に付いてこれない方々がいるのです。
このような方々は、あらゆる方法で、それを主張しています。

注意してみていれば、それがすぐにわかります。

確かに、今は飛躍の時です。

恐らく、今までなかったような意識のジャンプが起こっています。
けれども、先ほど申し上げたように、それを好ましく思わない方々は非常に多くいるのです。

彼らは、あらゆる方法で注目を浴びるような、意識を後退させるような出来事を
起こすことでしょう。

☆あなたは、意識の先導役

しかしながら、まさしく残念ですが、時すでに遅しです。
私が見る限り、目覚める方々は、もっともっと多くなっていくでしょう。
なぜなら、私がこうしているから。これ以上の証拠は、ありません。

これを読んでいるあなたなら、知っているはずです。
私たちは、残念ながら、意識の先導役でもあるのです。

それはちょうど、池に石を落とすようなものです。
石が落ちた瞬間、波紋は広がっていきます。

私たちは、石を落としているのです。
私たちの理解は、およそ理性や知性では追いつかないやり方で、
あらゆる存在にインパクトを与えているのです。

☆報われない仕事

これは、私たちである間違ったエゴをのぼせ上がらせるための話ではありません。
ですので、私はあえて、”残念ながら”と付け加えているのです。

これは、はっきり申し上げて、メリットのあるものではありません。
デメリットしかない仕事です。
そして、”デメリットしかない”とひとたび、こぼそうものなら、あなたに関係するあらゆる者たちが、ここぞとばかりに罵声を浴びせるでしょう。

これは、間違ったエゴとしても、非常に報われない仕事です。
波紋を創り出す仕事より、むしろ、波紋を受けていたほうが、ずっと楽でしょう。

☆選択権は、あなたにはない

しかしながら、その選択権は、あなたにはありません。
そう脚本に書いてあるのですから、進んでいくことしか起こりません。

この文章を読んでいるあなたは、単に偶然、ここに来たわけではありません。
『神との対話』にあるように、何事にも”時”があるのです。

☆眠った目覚め

さて。

世間では…。たとえば、本屋さんに行けば、現実の創造に付いての本や、引き寄せの法則についてのたくさんの本が置いてあります。

けれども、これらは実に、ゴールドクラスでの内容です。

もちろん、個人から目を覚ます際の契機にもなれるものですが、

個人として、間違ったエゴとして、眠った目覚めでい続ける方々が、この本を読んでも、本当の恩恵は受けられません。

ここでは、あくまでホワイトクラスの段階での理解に付いて、ご説明していきます。

ホワイトクラスでは、個人としての幻想から目を覚まし始める段階です。
けれども、まだ個人として重々しくとどまっています。

目は曇っています。
目は汚れていて、クリアーではありません。


けれども、目に一筋の光が差し込む段階が、このホワイトクラスです。

☆誰にでも出来ることと、誰にも出来ないこと

信念を持つことは、誰にでも出来ます。

しかしながら、より高い信念を保ち続けられる人は、非常に少ないものです。

両親や学校、クラブ、監督、コーチ、指導者、会社、そして社会全体から押し付けられる信念を持つことは、たやすいことです。

それは、簡単です。
というより、それが自動的に行われているのが、この世界です。

しかしながら、それらの呪縛を超えて、より高い信念を保ち続けるられる人は、
少ないものです。

☆炎が焚きつけられる

私の経験では、このような状態になれる人は、自力でやっているのではありません。

まず、より高い理想という信念が、あなたに訪れるのです。

そして、それは言葉では決して表現できない外からやって来る内なる炎なのです。

☆スイッチが入る

ひとたび、その炎があなたに宿れば、”あなたにスイッチが入ります”

たいていの場合、当人は、ただスイッチが入ったことだけを感じ取ります。

それが、普通とどう違うなどという、より高い視点からは決して理解できません。

より高い視点から見ることが出来るのは、それを達成した後だけです。

☆強烈な人生

ほとんど全ての人は、ただ自分が遥かな理想を描き、それが自分自身がなるものだと強烈な感覚に圧倒されて生きていきます。

これは、強烈な人生です。

この人は、ある理想とする状態になるためだけに、人生のエネルギー全てをそれに捧ぐことになります。

このような生き方をしている方は、非常に多くいらっしゃいます。

さほど珍しい状態ではありません。
あらゆる分野で見かける生き方です。

忘れてはならないのは、このスイッチを入れるのは、あなたではない、ということです。
ですので、スイッチを探してもどこにも見つかりません。

スイッチを入れるのは、あなたであるそれの仕事です。
脚本に書いてあるので、それが起こるのです。

ですので、当人は、その脚本通りに事を進めていくだけなのです。

しかしながら、その理想が世間のニーズにあった高さの場合、それを実行する人は、尊敬と賞賛を持って扱われることになります。

私が観察した限りでは、これはさして珍しいものではありませんが、だからといって、誰にでも起こるものではありません。

後述しますが、この状態で生きていると、非常にエネルギーが高く、満ち満ちた人生になります。
よって、エネルギーを持っていない、枯れた個人である大多数の人々は、その人をあがめるでしょう。

では、これから、誰がそのような生き方をしているのか?
例を見て行きましょう。

☆珍しい生き方ではない

繰り返しになりますが、これはさほど珍しい生き方ではありません。

彼らを見分けることは、非常に簡単です。
彼らは、エネルギーにあふれているからです。
周り中に、そのエネルギーを発散させています。

☆ACミラン 本田圭介選手という例

さて、ではここで、私たちがよく知っている人を取り上げてみることにします。

現在、イタリアのサッカーリーグ、セリエAのACミランというサッカーチームに
在籍している一人の日本人がいます。

彼は、何かにつけ、よく取り上げられる人物です。

☆サッカーというより、現実化の先生

単刀直入に言ってしまえば、彼はサッカーという面よりもむしろ、いかに信念を持つことでそれが現実化するか、ということを体現している非常に良いお手本で、そこを見なければいけません。

こういう点からも、この土地、この日本というグループが、進歩において、どの段階にいるのかが非常によくわかります。
みなさんがとてつもなく辛い思いをしているのは、もちろん理由あってのことなのです。

☆経緯と特徴

さて。
私が知る限りでは、彼は当初、それほど注目されていた選手ではありませんでした。

特にオリンピックなどでは、期待を裏切るような状態だったために、散々たたかれていたようでした。

当時、私が彼を見て感じたのは、野心を持っている人だ、ということでした。
いわゆる”のし上がっていく”タイプの人間だ、ということは、すぐにわかったのです。

彼は、自分がなりたいものを明確に描いています。
素直すぎるほどに、明確に描いているのがよくわかります。

そして、その為には何をすべきかも、経験からわかっているのです。

ACミランというチームは、日本人が入れるチームではありません。
30年前であれば、日本人にとって、このチームは宇宙の彼方のような存在だったのです。

けれども、彼は信念によって、それを成し遂げてしまったのです!!

彼を見ていると、彼がいかに理想を描いて生きているのかが、手に取るように
感じ取れます。

そして、そのような高い理想を持っているがために、彼は非常に純粋なのです。

☆汚れずにいつづけられるか?

汚れていれば、間違いなくその理想を達成できないのです。
自分が成りたいものを純粋に保ち続けるのが、いかに難しいことか?

周囲の雑音を、いかにシャットアウトし続けるか?

それは、本当に難しいことです。

☆徹底的な否定環境で育つ

なぜなら、幼いころから、自分がその理想を持っても、まず周囲から否定されるからです。
学校の先生から、クラブの指導者から否定されます。

非常に簡単に否定されます。

他にも否定する人は、次から次に出てきます。
友人、チームメイトからも否定されるのではないでしょうか?

そのうち、両親からも否定されるのです。

これは、もっとも辛い体験です。

「もっと現実を見ろ」だとか、あれやこれや、指摘され続けるのです。

こういう風にして、私たちはみんな、汚れていくのです。

私たちが、どうしてそう否定するかといえば、このように幼いころから、周囲の誰も彼もから、徹底的なまでに、否定されて育てられるからです。

☆汚れた結果、どういう風な存在になるか

自分がうまくいかなかったのだから、あなたがうまくいくわけがない。
それに、うまくいかせたくもない。

これが本音です。

これが、延々とあちこちで繰り返されているのです。

このような中で、理想を保ち続け、信念を貫き続けることは、本当に難しいことです。
砂漠の中で、花が咲くようなものです。

それでももし、その人があらゆる邪魔、障害、嫌がらせをものともせずに、実現したのなら、かつてその人の足を引っ張ってきた者達は、簡単なほど、今度はその人を賞賛するのです。

彼らが、その人から本当の意味で学ぶことはまずありません。
すぐに、足を引っ張ったことを忘れてしまいます。
そして、「あー、すごい」というただそれだけの感想になってしまうのです。

☆取り返しのつかない人生

なぜなら、もうその時点では、否定の人生を生き過ぎているからです。
取り返しがつかないほど、汚れてしまっているからです。

彼らは、その人を賞賛こそすれ、自分がそれをやろうとは思いません。
なぜなら、怖いからです。
自分が高い理想を持ち、信念を持ってしまえば、また、「馬鹿にされる」と刷り込まされてしまっているからです。

☆鍵は、純粋であること

私が観察する限りでは、世界はこういう状態です。
これは、いったいどんな冗談でしょうか?

彼は、このような厳しすぎる環境を乗り越えてきました。
乗り越えた末に、彼は自分自身の現実を創造したのです。

純粋さが全ての鍵です。

自分の動機に純粋なままでいられるかどうか。

理想をひとたび描いたのなら、それを絶対に消し去ってはならない。
それを保ち続けることで、その状態はやってくるのです。

これが、絶対的な信念です。

彼は、間違いなく、自分がACミランに入れるほどの人間になれると信じて疑わなかったはずです。

苦しい時もあったでしょう。
けれども、理想だけは、絶対に捨てなかったのです。

事あるごとに、彼は、「自分は、ビッククラブにふさわしい人間だ」
と”公言”していました。

☆思考→言葉→行為 という現実化の法則

まさしく、言葉にすることによって、創造を促していたのです。

また、「自分は、環境によって成長する人間だから、
成長する環境になんとしてでも、ビッククラブにいかなければいけない」

とも語っていました。

つまり、自分がどうすれば成長できるかをよくわかっていたのです。

これは、高い理想を持ち続けると、その為には何が必要なのかが、
自動的にわかるようになる、といういい例です。

☆自分を生きる

私が感じたのは、彼は自分の経験を生きている、ということです。
あれをやれ、とか、こういう風に生きろ、と誰からに強制されたものではなく、自分自身を生きている、ということが実に伝わってきます。

強制されたものほど、醜いものはありません。
この世界、社会を見渡せば、ほとんど強制しかありません。
「あれをやれ」、「これをするな」、「許可を取れ」。

安心を得ようと思っていたこれらのコントロールという発明が、今では私たち自身をとんでもない所に追い込んでいます。

彼は、このような強制的な考え方を無視しました。
無視しなければ、決してACミランというチームには行き着かなかったでしょう。

マスメディアがなぜ、彼を取り上げるのか?
それは、自分たちの網から抜け出したからに他なりません。

彼らは、檻に入っています。
そして、檻から出た彼がうらやましくて仕方ないのです。

彼らは、ただ自分たちが決して出来なかったことを見させられて、ただただ彼をあがめることしか出来ないのです。
実は、彼はみんながそれを出来る、と示してくれているにもかかわらず。

彼の例があっても、社会は、その本当の価値に気づけませんから、しばらくは、同じ風習を続けていくでしょう。
あいかわらず、理想を語る人をけなし、踏みつけていくでしょう。

つまり、誰もが本当の意味で、自分の人生に責任を取る、ということに気づけないで生きていくのです。
これが、眠った目覚めの人生です。

さて。
私たちの世界は、どのようなものかは既にお話したとおりのものです。

彼は、砂漠で咲いた花のようなものです。

既に、私はより高い理想は、やってくるものだとお話しました。
あなたがスイッチを入れるわけではない、ということもお話しました。

彼の例も、それにあたります。

そうでなければ、過酷な砂漠の環境で、花は咲けないからです。

人間、個人、間違ったエゴの思いや欲望ではなく、”それ”がそれ自身を現す時には、どんな過酷な環境もものともしないのです。

彼は、それを知るためには、本当にいい例です。

彼は、非常に純粋な存在です。
彼の前にもまた、違う役割を担った存在がいました。

既に引退した中田英寿選手です。

中田選手と話している彼の目を見ると、それがすぐにわかりました。

彼は、本当に中田選手を敬愛しているということがわかります。
彼に、自分も中田選手のような偉業を達成するんだ!とスイッチが入ったのです。

ですので、本田圭佑選手を見ていると、あらゆるシーンで中田選手をお手本にした行動しているのが見て取れます。

それは単なる物まねではなく、自分の理想像に近づけるための純粋な行動の一環なのです。
それがあまりにも純粋なので、間違いなく実現してしまうのです。

私たちが、ここで確認すべき点は、純粋さです。

その純粋さは、何度も話しているように、実在そのものなのです。
実在であるそれが、彼を通して表現しているのです。

彼は、今はまだ、決してそのことには気づかないでしょう。
まだ自分がやっていると思っているはずです。

しかしながら、それは決してそうではありません。
彼は、衝き動かされているだけなのです。

ホワイトクラスの段階では、ここのところには踏み込みません。
これについては、クリアクラスになってから、さらに踏み込んで話していきます。

さて。
私が経験したところから見ると、彼のエネルギーはすさまじいものです。
理想が高い分、突き進むエネルギーに満ち溢れていますが、ある臨界点まで達すると、彼に”何か”が起こるはずです。

それが、精霊の訪問です。
エネルギーが極限まで達すると、違うレベルの段階に招かれるのです。

彼は、自分の理念、理想、信念へと突き進んでいくでしょう。
そしてもし彼の脚本に、それが書いてあるのだとしたら、次の段階に行くよう書いてあるのなら、あることが起こります。

もちろん、それが書いてないのなら、そうはならないでしょう。

けれども、エネルギーの臨界点なるものがあり、そこに達すると突如、全く違うレベルを覗き見ることになるのです。

この違うレベルが、ゴールドクラスになるのです。

☆最も難しいことは、”持ち続けること”

ホワイトクラスの段階では、まだ直線的な人生です。

心は完全に開かれておらず、ただ強烈な理想というスイッチがどういうわけか本人に入ってしまい、当の本人は、ただその理想をかなえるために、猪突猛進して生きていく、という段階です。

その典型的な例をあげて、それが本当かどうかを見てみました。

「ACミランのようなビッククラブに、俺は入るんだ!」

という信念を持ち続けることが、本当になってしまう例を見てみました。

その信念を持つことより、持ち続けることがいかに難しいか?
それが全てです。

持ち続けることは、非常に難しいのです。

それが、誰もなしえたことのない、常識はずれのことを目標にした場合はなおさらです。

なぜなら、誰も彼もが、足を引っ張ろうとするからです。
最悪なことに、当人たちは、まさか自分が足を引っ張っているとは思っていません。気づくことは、できないのです。

☆”気づく”ということが、どれだけ難しいか

言ってみれば、ゾンビが自分自身のことをゾンビだと気づけないようなものなのです。

ゾンビが映画の中で、

「ちょっと待てよ。なんで私は、他の人に喰いつこうとしているんだ?
あれ?これは、あまり素敵な生き方じゃないぞ!?
こんな生き方より、もっと違う生き方はないのだろうか?」

と、ふと立ち止まり、前に突き出した両手を降ろすことは、一体あったでしょうか?

または、それはありえることでしょうが、滅多に起こることではないのではないでしょうか?

これが、気づくことです。
これが、個人でいることをおかしいと気づくことです。

☆信念の現実化

さて。
ここであげた本田選手という例以外でも、皆さんの周りには、強烈な信念をもち、その通りに、人生を実行していくような、そのような人がたくさんいるのではないでしょうか?

あるいは、既にみなさんもそうだったのですから、わかるはずです。

間違いなく、信念を持ち続ければ、現実化します。
私自身の経験からも、それは、はっきりと言えます。

☆人は、こうだと信じるものになる

また、本田選手の例を見るまでもなく、世界を見渡せば、全てが信念の賜物だということもわかります。

サラリーマンは、サラリーマンになります。
医者は、医者になります。

電車に乗っている人たちや、オフィス街を見てみてください。
スーツを着込んでいる人を見てみてください。

顔に映し出されているものや、体中から発散されているものを見てみてください。

私たちは、自分がなっていると信じ込むものになってしまうのです。
私たちは、こうだと信じるものになってしまうのです。

これらは、全て信念を持ち続けた結果です。

狼に育てられた少女がいて、その少女は、自分が人間であることを忘れ、自分が狼だと思って、その通りに生きた。

という話があります。

☆狼に育てられた少女

そして、それが本当か、嘘か、などという議論がなされているようですが、それは、まさしく本当です。

少女がいたかどうか、なんていうことは、どうでもいいのです。
それが作り話だろうと、そんなことは重要ではありません。
ここで伝えられているポイントは、私たちは、自分がこうだと信じるものになってしまう、ということなのです。
この話は、私たちが何に気づかなければいけないのか、というリマインダーなのです。

あるいは、この気づきを使って、私たちが信念によって、何になるかが決まるのなら、では、自分の信念次第で何にでもなれる、ということにもつながります。

これは、ゴールドクラスの段階です。

今はホワイトクラスですので、このような意識的な信念の用い方ではなく、ただよくわからなけれども(本人は、わからないとも思っていません)、
とにかく強烈な信念のもとに生きていく人生が、この段階にあたります。

☆エネルギーの臨界点

そして、なぜこの生き方がホワイトクラスなのかといえば、このように信念とともに、強烈な人生を突き進んでいくと、あるエネルギーの臨界点に達することが可能になるからです。

そして、その臨界点を超えると、突如、全く違う人生の様相を呈し始めるのです。

☆人生の崩壊

それまで、直線的に、ただただ自分が思う自分の人生を突き進んできましたが、臨界点を超えると、突然、立ち止まることが起こります。

それは、時速200キロで走っていた電車が、突然止まってしまうようなものです。
その結果、どうなるでしょうか?

人生は、見事に崩壊します。

事実上、それは人生の死を意味します。

☆体の死を通過しない死

このように強烈な信念のもとに、理想を成就し、なおもそれを超えて進もうとすると、このようなことが起こる場合があります。

これは、言ってみれば、人生の途上で、体の死を通過せず、人生を終わらせてしまう
行為になります。

これは、自分を生き抜いた結果、起こることです。

それほどまでに、自分を生き抜かなければいけないのです。
そうすることで、違う次元への扉が現れ、開くことが可能になるのです。

☆浄化作業の始まり

言ってみれば、ホワイトクラスの段階は、強烈に自分を生き抜くことで、自分にとっての不必要なものを浄化していっているのです。
その浄化の結果、ある程度個人が純化されることで、次のステップに
ようやく踏み込むことが可能になるわけです。

この浄化作業の始まりが、ホワイトクラスで起こることでなのです。

☆集合点

私たちは、信念によって繋がれています。
言ってみれば、これが集合意識の母体となるもので、これによって、私たちはいわば安心して生きていけるのです。

これが、ドン・ファンなどの呪術師が語る、集合点ということになります。

私たちは、与えられた餌のような信念によって、繋ぎとめられているのです。

そして中には、この餌に飽きてしまった人がいて、よりよい餌を自分で創り出そうとする人がいるのです。

そこで起こることは、その集合からの脱却であり、繋ぎとめていた鎖を断ち切ることに繋がるのです。

ゆえに、母体はコントロールするために、断ち切ろうとする者を”なんとか”しようとするのです。
そうでないと、コントロールできなくなるから。

これが、今でも世界で起こっていることです。

断ち切ることに成功したもののその後は、やはりその脚本が全てを決めます。
断ち切った後、戻るものもいるでしょう。
ただ、断ち切って、理想を叶えた後、さらにもっと偉大な理想を求めようとすると、”何か”が起きるのです。

まったく違うレベルへの飛翔につながるのです。

さて、第9回目のメインテーマは、ホワイトクラスの最終的な段階、つまり信念についてでした。

眠った個人である存在が、確固とした信念をもとに生きていくプロセスを扱いました。

その信念とは、どのようなものなのか?
何が違うのか?
何をもたらすのか?

について、詳細に見てきました。

以上で、第9回目の講義を終わります。

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