☆浦島太郎が教える時間という幻想
この映画の特筆すべき点は、数え切れないくらいあります。もし浦島太郎だけが亀を助けたのではなく、村人全員が亀を助けて、全員が竜宮城に行ったとしたら…。
それでも、数百年の年月が経っているということになるのでしょうか?
このことは、時間というものがいかに幻想であるかを教えてくれています。
本当に重要なことは、この世界、つまり自分がいま生きている世界が、現実ではないのではないか?
ということに気づくことです。
☆現実の定義が揺らぐ時…
自分が見ている世界の現実性を疑えることこそ、もっとも重要なことなのです。何が本物で、何が偽者なのかの基準が揺らぐことが、もっとも大切なことです。
ひとたび、それが本当に起こったのなら、もうその人は、自分が見ている現実を心底信じられなくなるのです。
自分が信じきっていた”現実”の定義が揺らぐとき、それが覚醒の始まりです。
自分が信じきっていた”現実”の定義が揺らぐとき、それが悟りの始まりです。
自分が信じきっていた”現実”の定義が揺らぐとき、それが自由の始まりです。
この映画は、それにもってこいの映画なのです。
(つづく…)
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