☆揺らぎの深さ
そして、その揺らぎがどこまで深かったか、その傷がどこまで深かったかで、その後の道筋が決まります。揺らぎが浅ければ、もしかすると、元に戻ってしまうかもしれません。
☆カスタネダとドン・ファンの例
たとえば、カスタネダは、ドン・ファンにしつこいほど、このことを指摘され続けました。彼は論理や知性を信じきっていて、揺らぎがあっても、すぐに元の場所に戻ってしまったのです。
ですので、師であるドン・ファンは、その揺らぎが決定的な場所に行くまで、何度も何度も、彼を”調教”する必要があったのです。
私の場合は、この映画を観ることで、揺らぎました。
そして、既に十分なほど準備が出来ていたため、飛躍の場所まで揺らぐことが可能だったのです。
(つづく…)