☆神秘体験やワンネス体験と魂の闇夜
これまで神秘体験やワンネス体験をした人に多く会ってきました。では、このような体験は魂の闇夜を抜け出していることを示すのでしょうか?
その答えは、思い出していないのなら、やはりまだ暗夜にいるのです。
これらの体験は、いわば精霊の訪問の一種とも言えます。
つまり、この体験を機に気づかなければいけない事があるのです。
その気づきの集積によって、夜明けがやってくるのです。
☆魂の闇夜の終わり
では、魂の闇夜はいつ終わりを迎えるのでしょうか?その前に、魂の闇夜が終わりを迎えるサインがあります。
そのサインは、既に書いたように、あなたが絶対に見ない、と決めていたことを覆す瞬間です。それはダムの壁にほんの小さな穴が空くようなものです。
それはささいな穴かもしれませんが、しかし決定的です。
このささいな穴は、次第にダムを崩壊させてしまうきっかけとなるものです。
つまり、自分のそれまでの人生を崩壊させるのです。
大黒柱が折れてしまえば、その家は倒壊するしかなくなります。
魂の闇夜とは、いわばこのような機能をもっているといえます。
そして、魂の闇夜が実質的に終わるのは、神を思い出した瞬間によってです。
あなたが自分だと思っている自分ではなく、私もまた神なのだ、ということを思い出した瞬間、魂の闇夜は終わりを告げます。
なぜなら、すでに書いたように、まず魂は、それを思い出して欲しいからです。
神を思い出せば、魂は喜びに打ち震えます。
歓喜を超越した状態になります。
そして、よく言われるように、あの目覚めの朝、黄金の朝を見る事になります。
魂は自らを見い出すことを目的に、このような一連のプロセスにいざないます。
このように、魂の闇夜は、暗夜は、魂が再び見い出されるまで、自分自身もまた神だった、ということを思い出すこと、すなわち目覚める事によって終わりを迎えます。
(つづく…)
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