それは、簡単です。
ここで言っている方舟とは、本当のあなたの家です。
神の神殿を建てなさい、ということを言っているのです。

あなたがしなければならないことは、この世界のあらゆるものを諦めて、ただあなた本来の家を建てなさい、神の神殿を再構築しなさい、ということを言っているのです。

あなたの玉座に、あなたは間違ったエゴを置いてしまった。
それはもうやめなさい。そうではなく、玉座に本来座るべきものを座らせなさい。

それが、あなたの、神としての家を建てる、ということです。

その家を建ててから、あなたがバラバラにしてきたものを呼び戻しなさい。
あなたはこの世界に自らの動物性を野放しにしてきた。
だから、責任を持ってこの家にその動物性を招き入れなさい。

その動物が世界に解き放たれれば、あなたはただただ獣性として生きていくが、あなたが霊性を、神性を取り戻せば、この獣性はまさしく克服され、あなたに正しく仕えるものとなる。

あなたは、自らの動物性の奴隷だったか、これからは再び正しい位置に戻る。

だから、ノアの方舟の記述には、動物をこの船に乗せたのですね。
つまり、これらはあなたのシンボルなのです。

あなたがこれから何をしなければいけないのか?
それを明確に語っているのです。
方舟を造るとは、物質としての木を集め、コンクリートを敷き詰めて造る船のことではないのです。

本来のあなたに戻る事、神の神殿を建て直すこと。
求められていることは、このことであり、それは何千年か前の出来事ではないのです。今、あなたが取り組まなければいけない、本当の仕事なのです。

なぜでしょうか?
なぜなら、あなたの人生は、まさしく天変地異が起こり続けているからです。あなたの人生は、ただただ時間と言う洪水に呑み込まれ、行き着く先は死しかないからです。

このノアの方舟は、選ばれた誰かの話ではなく、あなたのことであり、この世界の全員に求められている話なのです。

あなたは、自分でその家を神殿を壊してしまった。
失ってしまった。
だから、あなたの本当の城を、家を創り直しなさい。

そうすれば、この世のあらゆる災難など問題にはならない。
あなたが、これを再構築すれば、どんな天変地異もあなたには影響しない。

死ぬか生き延びるかは問題ではなくなる。
なぜなら、あなたが自らにノアの方舟を創りだせば、あなたが死ぬことはなくなるからである。
その神殿には、二者択一ではなく、一つのものがあるだけだからである。

だから、人生をあげてこれを再構築しなければならない。

これが、ノアの方舟が伝えている話の核心です。

さて。
そこで残る問題は、ただ一つだけになります。

あなたは、その仕事をやるでしょうか?
また、見て見ぬ振りをして、間違ったエゴとして生きていくでしょうか?

ただ、覚えておかなければいけないことは、やるかやらないか?
実は、それすら問題ではありません。
やることは、実は決まっているからです。

問題なのは、いにしえから言われている通り、いつやるのか?
ということだけなのです。

覚えておきましょう。

(おわり)

【レベル】:ゴールドクラス~ユニティクラス