聖なる作品シリーズ
かぐや姫の物語 -18 ~目覚めの時~
彼女が月に帰るといったとき、翁は 「それはあまりにむご過ぎる仕打ちじゃないか!?」 と彼女を非難しました。 そうです、非難するのです。 なぜなら、彼にしてみれば、全力で彼女の幸せのためだけに尽くしてきた、という感覚しかな …
かぐや姫の物語 -19 ~攻撃は無効~
さて。 いよいよ月に帰る日が近づいてくると、翁はあらゆる手段を尽くして彼女を行かせまいとします。 帝にも応援を頼み、万全の警護態勢で臨みました。 翁も帝も彼女を帰らせたくなかったのです。 なんとしても。 そして、彼らがそ …
かぐや姫の物語 -20 ~守る事の暗示~
前回、私たちは守る事についてみてきました。 しかし、ここは要注意ポイントです。 私たちが守る、というとき、 私たちが 生活のために、生活をしていくために、生活を守っていくために、 というとき、一体、何を想定しているのでし …
かぐや姫の物語 -21 ~幼き者よ~
天の存在達、使者達が近づいてくると、屋敷の全てのドアは開かれ、隠され守られていたかぐや姫はいとも簡単に見つけられ、彼女自身が彼らの方に向かっていってしまいました。 しかし、かぐや姫が彼らに迎い入れられてもなお、翁と嫗は眠 …
かぐや姫の物語 -22 ~かぐや姫が犯した罪とは?~
さて。 ですから、王は、翁に対し「幼き者よ」というのは当たり前のことなのです。 もちろん翁は、自分が何を言われているかもさっぱりわからないでしょう。 そして、わからないまま苦しんで死んでいくのです。 しかし、なぜ彼は苦し …