☆用意が整った時、不意にそれはやってくる

彼らは、意識しています。
けれども、気付き、つまり精霊に触れられる事はありません。
万一、精霊の訪問があっても、彼らは素通りしてしまうでしょう。
なぜなら、飛躍の用意が出来ていないからです。

繰り返しますが、これらの段階が間違っているわけではありません。
間違っているなら、存在すら出来ないからです。
それは、全く問題ではありません。

ただ問題は、誰もが進歩の歩みを止める事ができない、ということなのです。
つまり、誰もがその段階に留まっている事を許されないのです。
そういうわけで、ずっと夢を見続ける事はできず、いつかは事実に目を覚まさなければいけないときがやって来るのです。

さて、その存在が眠りの段階にいながらも、本当に飛躍の用意が整った時、不意に精霊は訪れるのです。

(つづく…)