ノアの方舟については、旧約聖書の中で記述されているそうで、旧約聖書を読んだことがない人でも何となく、その概要ぐらいは知っているでしょう。
つまり、天変地異が起こった時、ノアの方舟にいたものだけが助かった。
これぐらいのことなら、多くの人が伝え聞いていると思います。
私もまた、何の宗教的なバックボーンを持ち合わせていませんでしたが、これぐらいのことは知っていました。
このノアの方舟の伝承について、もう少し見てみれば、このノアの方舟については、旧約聖書だけでなく、シュメールの洪水神話やギルガメッシュ叙事詩にも同様の記述があるそうです。
内容は共通しており、主人公であるものに、ある日、神が語りかけます。
「これから天変地異が起こるゆえ、あなたはこれこれのもの(船)を造り、家族や動物たちをこの船に乗せなさい」
そして、神の予告通り、天変地異が起こり、大地は水にのみこまれたが、この船だけは、それに耐えて助かるにいたった。
ざっくりとしていますが、こんな感じの物語です。
そして、これは”普通の間違ったエゴに冒されている人間”からすれば、驚愕の話であり、そこに救済を感じるわけです。
ですので、何千年経ったか知りませんが、いまだにノアの方舟を探しているのです。科学者であろうと、宗教学者であろうと。
これが史実なのかどうか?
それを知りたいのでしょう。
くどいですが、いまだに知識と教養を備えた人間が何千年か前の船を探し回っています。救済を。面白いですね。
また、このノアの方舟は、まさしく奇跡です。ロマンです。
ですので、いろいろな角度から検証する人々もいます。
UFOとか宇宙人とか、そういう類のものですね。
ともかく、真実を探しているわけです。
そのために、あらゆる人があっちこっちの土を掘り返して、船の残骸を探しています。
そして、ついにそれを見つけ出すと、違う所から反論されます。
このようにこれからもずっとずっと、ノアの方舟の残骸を探し続け、何があったのかを想い描くことだけに満足していくのでしょう。
これが間違ったエゴの典型的な在り方です。
探してもいいけど、本当のことは知らないでね。
ばれちゃうから。
というわけですね。
これが、彼らの戦略です。
(つづく…)
【レベル】:クリアクラス~ユニティクラス
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