そのために必要なありとあらゆることを経験していくのです。
その中のひとつとして、あなたはあらゆるものに”いのち”を感じ始めるようになる、ということです。
これがあなたに起これば、あなたは既に目覚めているはずです。
とりわけ木々や花といった自然に対しては、強烈に作用します。
”単なる木”を見ただけでも、もう胸が一杯になってしまうのです。
たとえば木々の揺れや花の存在感、そのバックグラウンドに存在しているものと、あなたはじかに共鳴していることを完全に感じるようになります。
これが起こると枯れ葉にさえ、あなたはそこに美を、いのちを直接感じるようになるのです。
このことが起こった時、私は今まで一体、何を見てきたんだろう?何も見てきてなかったんだ。と、はっきりとわかったのです。
自分がいかに盲目であったか?
それがはっきりとわかったのです。
このことが起こり、それが日常となった後、いろいろな人が花を見て、
「きれーねー。きれーだねー。」
とお互いの感想をわかちあっているのを聞いた時、
「この人たちは、美を、いのちを見ていないんだ。単にイメージを共有しあっているだけなんだ。綺麗という概念だけを生きているんだ」
ということが突如見えたのです。
私が分かる限り、これが視力を回復する、ということなんだと思います。
それまで、目覚めが起こるまで、アメージング・グレースという歌は、いい歌だな、ということは感じましたが、それ以上何も心を打ちませんでした。
しかし、これが起こった後、この歌が私にやって来たとき、、ここで述べられていることが、私の日々の状態そのものを描写していることに「あぁ」となったのです。
「かつては失ったものを、今は取り戻し、かつては盲目だったけれど、今はそれが見える」
そう。
かつては、盲目でした。
いのちに気づかなかったのですから。
けれども、目の曇りが落ち、見えるようになったとき、そこにあったのは、いのちでした。それは、いつもそうだったのです。それが私に見えなかったのは、自分が何者かを忘れ、心を常に閉ざし続け、しまいにそこに心があることさえ、忘れてしまっていたからなのです。
この歌は、私がそこに辿り着いたがゆえに、私のところにやって来て祝福してくれたのです。
私はこの時、またしても神がいかに働くのか?
それに心を完全に打たれ、胸がいっぱいになりました。
まさしく、恩寵を、とてつもないグレースを感じずにはいれませんでした。
このようにループが変わるのです。
これがゴールドクラスであなたに起こる決定的な変化の一つです。
あなたは、視力を回復するのです。
(つづく…)
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