さて。

ゴールドクラスの6回目は、再度、目覚めについてです。
この目覚めについては、既に何度も触れていますが、次に書いているように、ゴールドクラスの中心的位置を占めています。
ですので、くどいぐらい、今後も何度も何度も触れていこうと思います。

何度も何度も触れていく事で、それがあなたにとっての普通、デフォルトとなっていくからです。(けれども、間違ったエゴはこれを徹底的に嫌いますが)

☆目覚めが起こる

ゴールドクラスの根幹は、目覚めが起こる、ということです。

ここで言う目覚めとは、神を思い出す、ということです。

思い出す(re+member) のです。
本当に。

これは、非常に簡単に聞こえるかもしれませんが…、確かに簡単ではありますが、超絶に難しいミッション(のよう)です。

なぜなら、これが簡単であれば、この世界は、こんな状況になっていないからです。
誰もが簡単に思い出せるのであれば、苦労はありません。

思い出すこと。すっかり忘れ去ってしまった記憶を取り戻すこと。
記憶喪失になった人が記憶を取り戻すのに、一体どれだけ苦しめばいいのでしょうか?

記憶喪失になった人が、再び、自分の本当の名を思い出し、本当の帰るべき家を思い出すこと、本当の親を思い出すこと、それが輝かしい目覚めです。
千と千尋の神隠しに登場するハクを思い出して下さい。

これが、思い出すことであり、目覚めです。
これが、ゴールドクラスの段階で起こります。

☆目覚めが意味すること

目覚める、ということは、それまで寝ていた、ということを意味します。
そうであれば、それまでは寝ていた人生だった、ということで、目覚める事で、そこに待っているのは、起きた後の人生(ヒトの生)、というより、神生(神の生)である、ということです。

それまでは、自分だと思っている自分に寝ていました。
けれども、薄暗い影の向こうから、怪しげだと思える光に気づき始め、そして、それが提示する現象に、それが事実で、こちらが錯覚なのではないかとささやかな疑念が初めて生まれるようになります。

そして、そのささやかな疑問が実は決定的な役割を果たして行く事になり、ついに、自分だと思っている自分の眠りから目覚める時がやってくるのです。
その時、やっと自分とは自分が考えているような自分ではなく、神としての私を思い出すのです。思い出す=remember です。

この目覚めが起こる事によって、当然のように、それまでの人生にはある意味、終止符が打たれます。

それは、全く違う生になります。

その例を、テキストでいくつか挙げてきましたが、この目覚めが起こる事に引き続いて、自分自身に何が起こるのか?
もう少し見ていきましょう。