宮崎駿さんとドワンゴの一件から見えてくること -7

さて。
6回にわたり宮崎さんとドワンゴの一件について、私たちが特に気づけることについて触れてみました。

注意点としては、繰り返しになりますが、これは宮崎さんが良くて、彼らが悪い、ということではありません。
悪だから罰する、ということでは、全然ありません。

それがそうであれば、ここまで見てきたことは、単なる勧善懲悪にしか過ぎなくなってしまいます。

ここまで見てきた中で理解しなければいけないことは、この世界は本当の意味での救いの力を持っていない、ということです。そして、それがそうであれば、それは単なる夢だということです。本当の力を持っていないのなら、それは偽りでしかありません。

私たちがいつもやってしまうことは、その夢に力を与えてしまい、いつの間にか、その夢の奴隷に成り下がってしまう、ということです。

この悪循環がずっと続いており、もうそれは止めたほうがいい、ということを私は言っています。

もちろん、それでもこの夢の世界がバラ色に見えて、十分楽しんで幸せだというのであれば、それはそれで理解できます。
けれども、それでもいつか人は必ず気づくことになります。
ここは、ずっと居たいと思うような場所ではないと。

私がこうして語っているのは、そのことにまもなく気づく人、そして気づき始めた人、そして十分気づいた目覚めた人に対してです。
皆さんが気づかぬうちに、この世界がいかに幻想なのか？
それが身にしみてわかるようにデザインしてお伝えしています。

私たちがマスターしなければならないことは、少なくとも、この見ている世界が幻想、夢にしか過ぎない、ということ。そして、それを見ているあなたがどんな存在なのかを実際に知ること。また、神でないものは、存在しない、ということ。つまり、ここに登場したドワンゴの方々も、幻想のように見えて、実は同様に神である、ということを完全に感じ取られなければいけない、ということです。それが事実見えるようになり、愛しか感じ取れなくならなければいけません。

これだけでも、途方もない仕事です。
実際は簡単ですが、その簡単に至るためのプロセスは確かに想像を絶します。

けれども、これは私たちみんなのミッションであり、絶対に成し遂げられる類のプロジェクトなのです。なぜなら、神でないものはなにもないから。

このようなわけで、私はこのギブアップの会を通して、皆さんの支援をしています。
それが、私がここにやってきた理由だからです。

そして、あなたもいつか、あなたがやることにした本当の仕事を知る時がやってきます。

（おわり）