前回は、あなたが幸せになる必要はない、という事を話しました。

~あなたが幸せになる必要はない~

今回は、このことにもう少し触れてみようと思います。

本来の幸せというものは、する必要がないものなのです。
幸せの領域は、する必要がない、という特質に満たされています。

一方、この世界のすべての人は、幸せになるために何かをするのです。
幸せをつかみとろうとするのです。

だから、絶対に幸せは見つからないのです。

なぜなら、何かをする、という事自体が、いかにその存在が盲目状態になっているかを示しているからです。

何かをする、とあなたが意志するのなら、そこには当然、体が前提として含まれているのです。そこには、体が暗示されているのです。

するには、必ず体がないといけません。

それは、言ってみれば、「自分が体だ」という完全な宣言なのです。
まさしく、自分が体だと思い込んでいます。

だから、人が探すのは、体を軸とした幸せなのです。
しかしながら、体は完全に一時的なものです。
それは、完全に幻想です。

ゆえに幻想のために、一時的で、完全に偽りのもののために、この世界のすべての人は、駆けずりまわっているのです。体は、一時的なものですから、そこで得たと思っている幸せも完全に一時的なものです。永遠ではありません。

何もしないとき、何もする必要がないとき、あなたは幸せです。
なぜなら、することから自由だからです。

することがあると思っている時、あなたは地獄にいます。
あなたは、牢獄に入っているのです。

ここでの問題は、いつ自分がまさにそこにいることに気づいて、自由を求めるのか?その檻から出る決意をするのか?ということです。

【レベル】:クリアクラス~ユニティクラス