さて。
ホワイトクラスで取り上げるテーマの一つが、相対性の理解についてです。
相対性といっても、もちろん相対性理論などの難しい概念についてではありません。

ここでは、もっとも当たり前で簡単ではあるけれど
、ほとんど誰も実践できていないことについて触れて行こうと思います。

☆100点の素晴らしさ

中学3年生の時、ある文章に出会いました。
正確には忘れてしまいましたが、それは、こんな風に書かれていたのです。

「私がよく生徒達に話すのは、『100点がなんで素晴らしいか、わかるかい?それは、誰かが0点を取ってくれているからだよ!もし皆が100点だったら、100点がどれほど素晴らしいのか、わからないだろう?誰かが0点を取ってくれるから、100点の凄さがわかるのだから、0点の人を馬鹿にしてはいけないんだよ。むしろ感謝しなきゃいけないんだ』ということです。」

この文章を読んだとき、私は非常に衝撃を受けました。
そして、これから生きていく上でこの事を絶対に忘れないで生きて行こうと決意したのを覚えています。

0点の人がいるから、100点の価値がわかるのであり、100点の人がいるから、0点の価値がわかるのです。
どちらが優れているのではなく、相手があって自分自身が成り立っているわけですから、見下しや差別、劣等感や嫉妬ではなく、相手に対して「ありがとう」という気持ちが自然にわきあがってくるはずなのです。
一見、これは当たり前に聞こえるかもしれません。

もし、「そんな当たり前な事…」と言う方がいらっしゃれば、その方は、この事の本質が掴めない方です。

この講義に参加されている方は、もうそういうレベルではないとは思いますが、あえて続けていきます。
なぜなら、このことをバカにしたり、嘲笑しないにせよ、このこと自体を生きていく上で実践し続けるのは、非常に非常に難しいからです。

一見した所、これは簡単に見えるかもしれませんが、適用して生きていく事は、とてつもなく難しいものです。
なぜなら、私達は、重要な事をすぐに忘れるからです。

(つづく…)