さて。
私たちの世界は、どのようなものかは既にお話したとおりのものです。

彼は、砂漠で咲いた花のようなものです。

既に、私はより高い理想は、やってくるものだとお話しました。
あなたがスイッチを入れるわけではない、ということもお話しました。

彼の例も、それにあたります。

そうでなければ、過酷な砂漠の環境で、花は咲けないからです。

人間、個人、間違ったエゴの思いや欲望ではなく、”それ”がそれ自身を現す時には、どんな過酷な環境もものともしないのです。

彼は、それを知るためには、本当にいい例です。

彼は、非常に純粋な存在です。
彼の前にもまた、違う役割を担った存在がいました。

既に引退した中田英寿選手です。

中田選手と話している彼の目を見ると、それがすぐにわかりました。

彼は、本当に中田選手を敬愛しているということがわかります。
彼に、自分も中田選手のような偉業を達成するんだ!とスイッチが入ったのです。

ですので、本田圭佑選手を見ていると、あらゆるシーンで中田選手をお手本にした行動しているのが見て取れます。

それは単なる物まねではなく、自分の理想像に近づけるための純粋な行動の一環なのです。
それがあまりにも純粋なので、間違いなく実現してしまうのです。

私たちが、ここで確認すべき点は、純粋さです。

その純粋さは、何度も話しているように、実在そのものなのです。
実在であるそれが、彼を通して表現しているのです。

彼は、今はまだ、決してそのことには気づかないでしょう。
まだ自分がやっていると思っているはずです。

しかしながら、それは決してそうではありません。
彼は、衝き動かされているだけなのです。

ホワイトクラスの段階では、ここのところには踏み込みません。
これについては、クリアクラスになってから、さらに踏み込んで話していきます。

(つづく…)