☆そうである人と、そうでない人
Web講義では、事あるごとに、そうである人とそうでない人の特徴を述べています。そうである人、というのは、自分自身の本性を明らかにしようとする人のことです。
自分自身の本性、それは真我とかハイアーセルフとか呼ばれていますが、ラベルは何だっていいのです。
問題は、明らかなのに明らかではないものがあって、それをはっきりと知ろうとする人が、そうである人なのです。
☆眠っている大多数の、”そうでない人”
特に、Web講義では、そうでない人、つまり世の中の圧倒的大多数について、数多く触れていますし、今後も触れることになるでしょう。これらの人がいかに眠っていて(事実、眠っているのですが)、進歩の歩みが遅いのかについて説明していますが、なぜ私は、くどいほど、このことを取り上げるのでしょうか?
☆進歩は、幻想である
まず絶対に忘れてはいけないことは、「進歩というのは、幻想だ」ということです。私は、ここで進歩や発達段階について詳細に触れていますが、しかし、究極的には進歩というものは、幻想です。これは、ぜひ覚えておくべきことです。
進歩というのは、分離があるところにしか存在できません。
そして、分離は幻想です。
私たちは、ばらばらに見えて、実は全体で一つなのです。
ですから、誰かが進歩していて、誰かが進歩していない。
というのは、あり得ないのです。
進歩している人もいなければ、進歩していない人もいません。
☆幻想の劇
けれども、私たちは間違ったエゴであるために、ばらばらだという思い込みのもとに生きてしまっているのです。なぜなら、幻想の劇では、このような配役がどうしても必要だからです。
相対性の世界の中だからこそ、自分が何でないのかが、はっきりとわかるのです。
そういう理由から、眠っている大多数の方という役割があって、あなたは、そのおかげで自分がどういう存在かを確認できるのです。
それは、彼らあってのことなのです。
幻想の劇では、この進歩という階段を上っていくのが、シナリオなのです。
自分が何であって、何でないのか。
そして、自分が何であるのかがわかったあと、その役割を脱ぎ捨て、さらに何であるのかを体現していく…。
幻想の劇の中では、こういう風にして、つまり進歩という階段を上りながら、至高の場所に到達していくのです。
けれども、皮肉なことに、究極的には、あなたの本当の姿が何であるのかは、あなたにはわかりません。
そこは、空っぽだからです。
空っぽだからこそ、あなたは何にでもなれるのです。
あなたは、空っぽであり、同時にその対象物であり、その二つを超えたものです。
☆準備が出来ているからこそ
私がこのWeb講義で、なぜ眠っている人々のことを取り上げているかといえば、あなたがどこにいるのか、そしてどこに向かっているのかをはっきりと気づいていて欲しいからです。
これは、あなたの自尊心をつけあがらせるための話ではありません。
その逆です。
私が言えることは、ここで出逢っていることは、決して偶然ではない、ということです。
準備が出来ていないのなら、このサイトに、この文章に辿り着くことは絶対にないのです。
ですので、自分が一体どこにいるのかをつかむ為に、このサイトを利用してください。
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