言葉は、確かに橋をかけることが出来ますが、それが橋である事に気付くのは、
当人であり、その橋を渡るのも当人しか出来ません。
一見すると、これはごく当たり前のことのようですが、
ひどく厳しい事実です。
自分自身で答えを発見しなければいけません。
かのラマナ・マハルシは、「見つけ出しなさい」というだけでした。
かのプンジャジも、「見つけ出しなさい」というだけでした。
かのニサルガダッタ・マハラジも、「自由になりなさい」というだけでした。
自分自身の源が何なのか？
それは、誰なのか？
それは、どんな者も言葉で説明できないのです。
言葉で説明できたのなら、それは偽物なのです。
なぜなら、それは言葉を超えているから。
笑うことを知らない人に、笑うことについて説明しても、彼は決してわからないでしょう。
自分自身の源を発見した者は、全て自分が何でなかったのかを言う事しかできません。
私は、体でもない。心でもない。名前でもない。日本人でもないし、人間でもない。
どんなマスターでさえ、あなたが何なのかを告げる事はできていないのです！
ラマナ・マハルシも、ニサルガダッタも、プンジャジも、バーナデッド・ロバーツも、
聖・ジャーメインも、クツミも、ラムサも、トバイアスも、セスも、イエス・キリストも、仏陀も…。
私たちが尊敬のまなざしをこめて接する、このような方々でさえ、
あなたが何者かを告げ、その通りに、あなたがそれを知るようにはできないのです。
もし彼らがそれを出来ていたのなら、既に彼らは、語り継がれて
いないでしょうし、この世界は、こういう在り方でなかったことは明白です。
瞑想も、ヨガも、座禅も、マントラなどあらゆる修行が行われていないでしょう。
これだけの種類の本も出版されていないでしょう。
なぜなら、それは、あなただけの仕事だからです！！
あなたは、独力でしかも、特定の方法に頼ることなく、
期待もせず、しかしながら全力でそれを見つけなければいけません。
なんと矛盾した要求でしょうか！？
なんと絶望的な仕事でしょうか！？
しかしながら、その答えは必ず見つかるのです。
それは、それとあなたの間には、紙一枚の厚さもありません。
目の前ですらなく、すぐここにあるのです。
それを発見できれば、あなたの中で何かが爆発するでしょう。
そして、あなたは自分だと思っていたことが絵空事だった
とはっきりと気付くのです。
その時、微笑みが起こり、同時に微笑みを見ることになるでしょう。
【レベル】：クリアクラス～ユニティクラス
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