ありがとうございました。
今回は、類まれな情熱を持った方でしたので、基本的な問題の大部分について言及させていただきました。
私が毎回感じるのは、ともかくここに来られる方の非常に多くが、いってみれば分水嶺を超えている、ということです。ものの見事に。
それは、壮絶な人生です。
大抵の方は、人間的な成功とは無縁の人生を生きてこられています。
なぜなら、人生とは夢であり、人間的な成功は、その夢の中で溺れてしまうことに結びつくからです。
私たちは、夢から覚めることをまず目的とするのですから、夢の中でおぼれるような状況を創り出さないのです。
私の経験から言えば、快楽を通して気づいた事はありませんでした。
苦痛や苦しみを通してしか、私は気づきませんでした。
「もういらない。欲しくない」というのは、快楽の中では起きなかったのです。
皆さんは、いかがでしょうか?
皆さんの答えが、私と同じであれば、過去の苦しみや苦痛も、現状のそれも受け入れる事は可能ではないでしょうか?
問題なのは、何に気づけていないのか?
それだけなんです。