進歩という事で、私がなかなか受け入れることが出来なかった事があります。

私にとって受け入れることが難しかったのは、進歩した人間というのは、必ずしも社会的に優位に立っている人間のことではない、ということでした。

頭が良いからといって、進歩した人間とは限りません。
優秀だからといって、進歩した人間とは限りません。
良い会社に勤めているからといって、進歩した人間とは限りません。
役職に就いているからといって、進歩した人間とは限りません。
経済的に豊かだからといって、進歩した人間とは限りません。
沢山の知識があるからといって、進歩した人間とは限りません。
技術に優れている事が、進歩しているということではありません。

私はこれを確かめる為に、沢山のそういう方たちと話してきました。
もちろん、このような方たちの中には、進歩している方もいらっしゃいました。
ですが、ここで指摘しているのは、上記の条件が即ち進歩していることを現しているのではない、ということです。

☆在り方と気付き

進歩とは、在り方と何に気付いているか、ということです。
本人が、何に気付き、どのような在り方でいるのか、という事が、
進歩の段階を表しております。

では、具体的にどのような進歩段階があるかを見て行きましょう。

(つづく…)