☆C段階の人間

では、D段階に続き、C段階の在り方とはどうのようなものなのかを見ていきましょう。

C段階の特徴は、下記のようなものになります。

・心を開いている人
・許せる人
・決め付けない人

D段階では、基本的な素養としての明るさや笑いといったものが重要視されていました。
ただ、問題が起こったときや人生の態度として、主体的に捉えているので、
直線的な人生になりがちになります。

直線的な人生の限界を知ると、C段階に来ます。
ここでは、可能性に心を開き始めます。

例えばここでは、一般的に受け入れられない霊やUFO、超常現象といったものの
可能性を充分に受け入れることが出来ます。

このような超常現象のみならず、人間関係の限界にも気付き始めるので、
人間関係にオープンになりはじめます。
人間関係が、理想郷に辿り着く為のツールではないことに気付き始めるのです。
人間関係それ自体は、何ももたらさないのです。

ですので、人間関係に執着がなくなりはじめるので、非常にオープンになるのです。

この段階まで来ると、周りの人間を見ると、少々不思議に思い始めます。
「なぜそんなに頑ななんだろう?」と。

「幽霊なんて、絶対に存在しない」

と主張している人を見ると、なぜそんなにヒステリーに否定するのか、
不思議に思います。それほど大したことではないのに。

C段階の方は、UFOや宇宙人がいたって別におかしくないとわかっています。
だからといって、それを声高に主張する必要もないとわかっています。
なぜって、当たり前だから。

このように、この段階に来ると、大半の人間とのギャップが非常に激しくなります。
そして、この段階の方は、大半の人間との絶望的な差を感じて、少々哀しくなります。

また、この段階の方は、ここでUFOや天使、神、エネルギー、瞑想、チャネリング
ヨガなどのいわゆる、ニューエイジやスピリチュアル、宗教といったあらゆる領域に
自ら興味を持ち出します。
なぜなら、社会が提供しているものに、全く満足できないからです。
間違いなく、もっと素晴らしい世界になれることを信じて疑いません。

そこで、自分のプログラムに従って、
関わるべき組織や団体の中に入っていくかもしれません。

彼らは、自分自身の段階を意識的にあげていくことに、人生を捧げます。
彼らが従うマスターの助言に従って、日々精進していくのです。

彼らは、大半の人間と何が違うかといえば、止まれるのです。
自分自身に何かよくないことが起こったとき、止まって、それが何なのかを
見出そうとするのです。

大半の人間は、違います。
大半の人間は、メリットとデメリットの反応しか出来ません。

つまり、やられたらやり返すわけです。何倍にもして。
自分が傷ついたら、相手にも同じ事をしてやろう。
頭にきたら、すぐに言い返してやろう。

しかし、C段階の人間は、立ち止まれるのです。。
そして、そこで何が起こっているのかを自分に問いかけます。
既に、そこでは相手は眼中にありません。

彼らは、なぜ自分にそれがやってきたのかを調べます。
そして、その状況との関係で自分が選べることを選びます。
傷ついたことをしっかりと受け止めます。
そして、その状況を許し、明るい光のある状況を選びます。

これがC段階の人間の特徴です。
彼らは、人生をマスターする事に人生を捧げているのです。

では、次回は、B段階の在り方とはどういうものかを見て行きましょう。

(つづく…)