前回までは、目覚めると何が起こっていくのか?
人生は、どのようになっていくのか?

ということをみてきました。

ただ、ここで挙げたのは一例であり、他にも目覚める事、思い出すことによって起こる事はまだあります。

けれども、このような例以上に大切な事は、いかに目覚める事、思い出す事が重要なのか?ということなのです。

ここまで見てきた例は、主従関係でいえば、従です。
これは、気をつけていないと、従がいつの間にか主にとって変わり、それが目的になってしまうからです。これは、よくある話ではなく、常にある話です。

なぜなら、間違ったエゴは、これを憎んでいるからです。
これを知られたくはありません。
その為の予防線として、ありとあらゆる罠を仕掛けているわけです。

さて。

この目覚めが起こることによって、私たちは、魂の闇夜から、また違う闇夜に入っていく事になります。それは、いわば、神の闇夜、合一の闇夜、全託の闇夜とも呼べるかもしれません。

今までは、魂の仕事でした。
しかし、これからは、神の仕事にとりかかることになり、その為の準備とワークを開始する事になります。

これは、いわば、人間性から神性にポジションを移し、その中で自分自身を再構築し始めることとも言えるでしょう。

これは、必然的に、そのような方向に向かう事になります。

なぜなら、愛に応えたいと想うことは、自然だからです。
いままでは、不自然でした。不自然な事が当たり前だったのですが、これからは、自然な状態を愛すようになっていきます。

けれども、まだ思い出しただけであり、神が完全に実現されたわけではありません。まだ、あなたにとっては、神は闇夜なのです。

だからこそ、手探り状態の中で、地道にワークしていくことになっていきます。