自分の人生という主観的な立場から離れて、自分をまるで他人のように客観的に見ると、それがいかに激しいものであるのかわかります。
さて、これまで仕事を失う原因を調査してみてみました。
それは、現実の基準が壊されるから、というものでしたが、このことを少し違う角度で見てみましょう。
一つは、夢を見続けてはいけない。というものです。
たとえば、それまで自分を支えてくれていた仕事に夢中になっていたら、合一する事は不可能なのです。合一とは、すなわち個人という夢から自由になることです。
夢から自由になるのに、夢の中のものにしがみついていることは、矛盾している事を現しているからです。であるから、それらはしがみついていようがなにをしようが、取り去られることになるわけです。
また、合一する事、真我を実現する事、このような仕事は、究極的な仕事です。最も難易度が高く、誰も近寄れない途方もない仕事です。
そのようなものに取り組むときに、どうでもいい余計な仕事を持っていてはいけないのです。
私たちにとっての災難、苦難は、人間にとっては大切な仕事が、神にとってはどうでもいい仕事となり、人間にとって、どうでもいい、仕事とさえ呼べない恥ずべき仕事が、神にとっては、非常に大切な仕事である、という逆転現象が生じていることです。
これが、私たちをどん底につき落とす構図です。
日々、私たちを支えてくれていると思っている仕事は、ただエネルギーを消耗させるだけなのです。
不必要な事ばかりして、エネルギーを使い果たし、一日の仕事を終えると、ぐったりして眠って、また朝起きて…。という同じことをずっとループさせていき、増えているようで、実は徹底的に失っていくことが、私たちが仕事だと思っていることです。
私たちは、とてつもない仕事をしているのであって、エネルギーを消耗させている場合ではないのです。持っているエネルギー全てを使って、全身全霊で事にあたらなければいけないわけです。
よって、通常の仕事が出来ない状況に陥るわけです。
それは、神からみれば、非常に理にかなっているのですが、間違ったエゴ、人間からしてみれば、たまったものではありません。
だからこそ、世界中のあちこちの発見者が悲鳴をあげるというわけです。
(つづく…)
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