面白い事に、それを本人に伝えても、それが自分には当てはまらないと信じこんでいる方々がたまにいます。

・セイラー・ボブが教えてくれていること

たとえば、セイラー・ボブと言われている方の人生を見てみてください。
そのあまりに波乱万丈な人生を見てみて下さい。

彼がそうなるまで、いかにとてつもない人生を歩んできたか?
本当に、それはすさまじいものです。

どう見ても、彼の人生は荒れ狂う波のようなものにしか見えません。
彼の人生、そのプロセスは、穏やかさとは無縁のようなものです。
神秘的なもの、本当のもの、真実なんていうものを捜し求めなければ、彼はもっと安泰な人生を歩めたはずなのです。

彼には、ほとんど定職というものは見受けられませんでした。
職業的な安定というものは、ほとんどありませんでした。
仕事がうまくいきはじめると、ひどい病気にかかって、手放さなければいけなくなる。

なんという非情な人生でしょうか!

しかしながら、よくよく見て見ると、
あなたの人生もまた、同じようなものではないでしょうか?

セイラー・ボブの人生に戻ってみてみましょう。

一般的な人間は、彼のような人生は歩めません。

もし案内人が、「あなたが行く道は、彼のような人生になるんですよ。いいですね?」と伝えたら、ピューっと逃げて行ってしまうでしょう。

彼の人生に何が起こったかを読ませ、そして「あなたもそれに従って生きてみなさい。
そうすれば、真実を見つけられるから」と言ったとしても、読んだ人は、すぐに逃げてしまうでしょう。

なぜなら、人は臆病だからです。なぜなら、人は基本的に動物で、動物は臆病だからです。

臆病者は、この道に進めないのです。
動物は、自分の生死、生存に関わるものになると、すぐに恐れて逃げ出すからです。
別にそれが悪いわけではありません。しかし、それが基本的な動物の性質だ、ということです。

しかし、このように始終動物でいて、自分本位に生きていようと、合一のボタンが押されたなら、精霊は構わず、そこに介入してきます。そして、あなたの現実を壊し、ふさわしい場所に連れて行くのです。

そして、ここでのポイントは、その決定も、破壊も何もかも、自分の意思に依っていない、ということです。それは、”起こる” ということです。

この道を歩んでいる人でさえ、事前に何が起こるのかを知らされていたら、まちがいなくひるむでしょう。拒否するに違いないのです。だって、メリットなんてないのですから。

誰も彼もが、どういうわけか、ここに来てしまっている、という結論に至ります。
動物は、非常に強いものです。しかしながら、それを制する事が可能であるのは、やはり動物以上のもの、すなわち精霊であり、神なのです。

セイラー・ボブですら、自分の人生が辿る道筋を知っていたら、放棄していたのではないでしょうか。しかしそれは、動物には、間違ったエゴには、個人にはどうしようもできない事象なのです。

さて、セイラー・ボブがいかに仕事、すなわち約束された、保証された安定的な仕事に恵まれなかったのか。そして、恐ろしいことに、逆にそれ以上に、どれだけ災難や試練が彼に降りかかってきたのかを、よく見てください。

合一、神と一つになる中では、仕事を失うことは、ほとんどデフォルトのようなものなのです。

そのきっかけとなって、最後まで私達を苦しめるのは、現実の基準が壊されてしまう、というものでした。セイラー・ボブも、自分が見ている現実以上のものに触れてしまったがゆえに、その尋常じゃない道のりを歩まなければいけなくなったのです。

あなたも、同じではないでしょうか?しばし、あなたの人生を振り返ってみてください。
セイラー・ボブと何か違う所はありますか?

(つづく…)

【レベル】:ホワイトクラス~ユニティクラス