・ほこりの中に宇宙はあるか?

ここで、別の角度から見てみるとしましょう。

あなたは、今何かしていると思います。

もしダイニングテーブルに座っているのなら、テーブルにあるほこりや塵を見つけようとしてみてください。
そして、そのちりやほこりの中にたくさんのあなたのような生命体がいるとしたらどうでしょう?

ほこりからしたら、あなたは巨大という言葉さえ不適格な表現です。
そのほこりが一種の銀河であり、その銀河の中に、太陽系のようなたくさんの星があり、その星の中に、たくさんの生命体が生き、動いているとするなら。

あなたは、それらに関心を持ちますか?
彼らが、どう生き、どう振る舞っているか?関心を持てますか?

・壮大な幻想

ダイニングテーブルは、食事をとる場所です。
そんなテーブルの上には、これらのほこりや塵が沢山あっても、あなたは今まで気にしなかったことでしょう?
関心をもったこともないはずです。

はっきりいえば、それがどうなろうと、どうでもよいはずです。
テーブルをふきんで拭いて、洗ってしまえば、それらのちりやほこりもそれまでです。

そこに何兆という生命体がいたとしても、あなたは気にも留めません。

同じように、太陽の100倍大きい星からしてみたら、あなたが死のうと生きようと関心すら持たないでしょう。
ふきんで拭くのと同じように。

全然、重要ではありませんね。

それでも、そんなちっぽけどころではない存在なのに、
あなたはこうして生き、感じ、動いています。
生きることに執着しています!

なんということでしょうか!?
これが、ドラマではないのなら、幻想ではないのなら、一体何なのでしょうか!?

(つづく…)