・なぜって、全体だから

なぜなら、それらを知覚しているのは、意識であり、意識は全体だからです。

あなたという意識は全体だからこそ、何を見ても、変動しないのです。

太陽を観ようが、ビルを観ようが、アリを観ようが、そこにあるのは全体です。
意識という全体なのです。

アリという分断させられた意識もないし、それを観るあなたという分断された意識もないのです。
同じ意識だからなのです。

なぜなら、あなたは全体だからです。
太陽からしてみたら、あなたは点以下です。

それでも、あなたは自分の大きさ、完全さを把握しています。
なぜなら、最小のものも最大のものも同じ意識だからです。

そこに、分断、分離された意識などというものは、ないのです。

あなたは、全体なのです。
それゆえに、最小のものでも最大のものでも、同じ意識なのです。

これが、この世界のマジックです。

分離された個人というものは、完全に幻想で錯覚なのです。

太陽の1000倍大きい星から見たあなたは、細胞よりも小さい存在かもしれません。
そんな極小の存在であるにも関わらず、あなたは、自分が絶対的に存在している
ことを知っていて、その存在感覚は何があっても、変化しません。

意識は、全てなのです。
全ては、意識なのです。
分離は、実はありません。

最大のものも、最小のものも、同じ意識として全体なのです。

いいでしょうか?

これが、あなたという存在のとてつもない事実です。

これは、絶対的に覚えておくべき、そして知っておくべきことです。

こういう核心の理解を積み重ねていくことで、あなたは一歩一歩進んでいき、
やがて目の前にあるものを発見するのです。

以上で、ゴールドクラスの第4回目を終わりにします。

(おわり)