それは、起こり始めています。

ここ数年、というか、感覚としては3.11以降、次々に甚大な災害や人災が起こり続けている感じがします。それ以前は、たぶん何年かに一度あるかないかぐらいのことが、毎月どこかで起こっている、というような感覚がします。

感覚的には、3.11以前と以降とで、まるっきり世界が変わってしまったと言ってもいいぐらいのレベルです。

もちろん、それはもっともっと前から起こり続けていたことではありますが、ここ数年、その変化の勢いは速く激しくなり続け、どんどんと臨界点に向けて接近し続けている感じがします。

では、それは、起こり始めています。
と言う時の”それ”とは、一体、何でしょうか?

ここでは、二つの意味があり、一つ目のそれは、災害や人災です。
当たり前のことですが。

そして、ここでお伝えしたい”それ”とは、このことではありません。
当たり前ですが。

重要な事は、起こっている現象ではなくて、それが何を意味しているのか?
あるいは、なぜそのような現象が起こっているのか?ということの本当の原因をつかむことです。

もちろん、科学に頼る事は出来ません。
なぜでしょうか?

なぜなら、科学とは、常に過去をあてにしているからです。
科学とは、リアクションでしかありません。
それを利用している人も、そのものも、偽りを土台にしているからです。

”その前” をつかむ事は出来ません。

また、”いわゆる”科学は、表面上の現象しか扱えないからです。
なぜなら、それを扱う人の意識レベルが反映されるからです。
扱う人の意識レベルが、低く幼いレベルなら、そこで機能するからです。

もし、ここで腹が立ったり、反論したくなるなら…
わかりますね?
あなたが、何につかまっているのかを。
あなたが、どのレベルで機能しているのかを。

これは、本当の事です。
真理や真実といった、どこか大仰な単語を使いたくありません。
けれどもともかく、これまで私が私自身と世界を観察し続けて来た限り、これは本当の事です。

さて。
では、本当の意味で、それ、とは一体何でしょうか?

一体、何が起こり続けているのでしょうか?

それは、ここで起こっているはずなのに、向こう側で起こっているっぽい、ということです。

たとえば、つい先日、主に東日本を中心に、台風による甚大な被害がありました。

でも、ギブアップの会に訪れ、テキストをなぜか真剣に読んで、書かれている事がまさしく自分の事のようにしか感じれないのであれば、

あなたも何気なく、このような感覚、すなわち

ここで、まさしくここで起こっている筈なのに、向こう側で起こっている
という感覚。

を感じ取っているのではないでしょうか。

もちろん、こういうことを言えば、ほとんど全ての人から非難されることになります。なぜなら、被害者に対する配慮に欠けるからです。

しかしながら、それがわかっている、ということ自体、実は、配慮に欠けてはいないのです。
配慮に欠けるのは、実際は、そのことに気づけないからです。

ですから、そのような感覚に繋がっていることが意味する事は、あなたは既に、このグループだけでなく、平均的な集合意識のレベルを遥かに超えている、ということなのです。

彼らは、あなたが観ている景色を観ることは出来ないのです。
なぜなら、身長が足りないから。
5センチなら、5センチで見える景色しか観ることができません。

けれど、あなたは、まさしくあなたの身長から見える景色を観ているだけなのです。
ただ、彼らは、決してこのことを理解できないでしょうし、そもそも、その身長であるがゆえに、理解したいとすら思っていません。


ここで、まさしくここで起こっている筈なのに、なぜか向こう側で起こっている感覚。

では、この感覚が一体、何を意味するのか?ということについて、具体的な例をあげてみましょう。

以前、グループミーティングかクラスか忘れてしまいましたが、参加されたある方が、

「なんでかわからんが、自分の所だけは無事だった。周りはかなり大変な状況になっていたのに、なぜか自分の所だけは無事だった」

というようなことを仰っていました。

まさしく、これなんです。

災害や人災が周りで起こっていても、あなたには実際、何の影響もない、ということ。

これが、この感覚がもたらす結果なのです。

では、さらにこの感覚を掘り下げてみれば、それはなぜそうなっているのでしょうか?なぜ、そのような感覚をあなたは身につけた(表現が適切ではありませんが)のでしょうか?

それは、あなたが一体何者であるのか?ということを知ったレベルに応じて、というのが、その答えになります。

あなたが、自分が何者であって、何者でないのか?
ということが理解されているレベルに応じて、この感覚が、というよりも、このような結果がこの方にもたらされた、ということになります。

ですから、このような結果が伴っていないのなら、まだあなたは、あなたが一体、誰であって、誰ではないのか?ということがわかっていない、ということになります。わかっていると思っても、実は、頭だけの、理論だけの理解になっている、ということなのです。

さて。
こういう感覚になるのは、こういう現象があなたに起こっている場合、それはなにも、運がよかった、とか、守護霊のおかげ、とか、どこそこの神社にお参りした結果だ、とか、そういうジョークのような原因ではないのです。

眠っている人は、本当にそういうことを信じているようなのですが、あなたがもしまだ、そういうものに頼っているのなら、いつかそういう冗談とは決別しなければなりません。実際、私はみんな、冗談でそういうことを言ったりしたりしているのかと思っていたのですが、マジだったことを知った時、マジに驚愕しました。そのあまりの絶望感といったら!!!!

あなたが、そうでないといいのですがw

ちなみに、そのような現象(向こう側で起こっている)が起こったとしても、いまだ守護霊のおかげとか、どこそこの神様にお参りすることが重要だと思っている人はいます。

なぜなら、間違ったエゴの策略はずば抜けているし、その鎖はあまりに強固だからです。ですが、こういった場合、その鎖が段々ともろくなっていくわけで、それがプロセスなのです。
つまり、守護霊とか神社へのお参りとかお祈りとかそういう自分自身の依ってすがるものの価値が失われていき、本来の理解と差し替えられているようになっていくのです。これが、間違ったエゴには苦痛として受け取られるがゆえに、私たちはこんなにも苦しむのです。

さて。

なぜかここで起こっている筈なのに、向こう側で起こっている、という状態の出現ですが、ここで洞察力が鋭い人は、何かに気づくかもしれません。

もし、それに気づいたのなら、たぶん…。ですが、
たぶん相当なレベル、段階に進んでいる人です。

では、それは、何でしょうか?

ここで起こっているようで、向こう側で起こっていること。
影響があるように見えて、本当には全く影響を被らないこと。
まさしく、”自分自身のエリア”で起こっているはずなのに、なぜか自分自身にはそれほど影響がないこと。

それは、

それは、夢 です。

あなたが、毎日観ているであろう、夢に似てはいませんでしょうか?

もうここで、いえ、この少し前から間違ったエゴは、発狂しそうになっているではずです。

このことは、あまりに本当の事なので、きびすを返し、ダッシュで立ち去りたくなっているはずです。

ええ、どうでしょうか?

今、世界で起こっているのは、この世界が実在ではなく、単なる夢である、ということが暴露され始めている、ということです。
さらにこのことについて、洞察力の鋭い人は、もっと重大なことに気づくかもしれません。

そして、これが夢であるとしたら、その夢主は一体誰なのか?
一体、誰なのでしょう。

興味深くはありませんか?

3.11以前と以後とで、開き直ったかのように世界が様相を変えてしまった。
そして、これが夢だとして、その夢主とは一体誰なのか?(byメガネ風)

ビューティフル・ドリーマーの世界は、果たしてアニメだけの話なのでしょうか?
見直してみたくなったのではないでしょうかw

では、今回のテキストは、このへんで。