さて、ここで私たちが覚えておかなければいけないことの一つは、それでもまだ、「自分が思うような、期待するような体験をするばかりではない」、ということです。

私たちは、途方もなくたくさんの建築物を建ててしまっているのです。もはや役に立たなくなっている建築物を。

それらが整理されなければなりません。
ですので、うまくいかないように感じることは、まだまだ間違いなくたくさんやって来ます。

ただ、今回ご紹介した方のように、全身でわかること、普通の生き方をしていては、体験できないことを体験することで、その感覚を得ることができ、それが今後の指標となりつづけるのです。

ですので、私の教える道筋では、皆さんにこのような体験を通り抜けていってもらうわけです。

そのような体験を通した感覚が、今後、自分自身が窮地に立たされた時に、思い出すことのできるよすがとなり、そこを超えられるからなのです。

おわかりになりましたでしょうか?