第7回目の内容は、天職を探す、ということでした。
ここで、少し振り返ってみましょう。

☆どのように起こるか

まず、それは自分がこの人生で、何か本当に大切なことをしなければならない、
という不意の感覚に襲われることから、始まります。

次に、何をしても、「これは違う」という感覚に襲われ、ずっとそれを探し求めていくことになるでしょう。

☆注意点

注意点は、このプロセスが始まったのなら、いろいろなものを失う羽目になる、
ということです。

言ってみれば、天職を探す、というものも、一つの浄化なのです。

☆対策

ここで、私がお伝えしたいのは、ともかく自分がすべきことを社会の一般的な仕事の中に探してはいけない、ということです。

逆に言えば、もし既に職に就いているのなら、その職を辞める必要はない、ということですし、職に就いていないのなら、自分がやりたいことをやればいいのです。

私自身の例をあげれば、私は頑固でした。そういう風にプログラミングされていました。
ですので、自分の頑固さから、幾度となく窮地に陥りました。

自分が人生で本当にやるべきことは、特定の仕事のなかにはない、ということを
覚えておいてください。
ですので、

特定の仕事を探さないでください。
そして、どんな仕事にも期待してはいけません

☆終わりではない

あなたが諦めなければ、あなたは天職と、自分が本当にすべきこと、というものに出会うことになるでしょう。

ただ、もしそれがわかったり、鈴の音が鳴ったとしても、それで終わりではないことも覚えておいて下さい。

それで終わりではありません。

鈴の音が聴こえ、あなたなりのベストを尽くしたのなら、すぐに違う仕事に呼ばれるでしょう。

その時には、もうあなたは天職や自分がすべき仕事というものに、とらわれなくなっています。

言ってみれば、天職や自分がすべきこと、というものも、一つの執着なのです。とても進歩した状態ではありますが、それでも、それは執着に変わりありません。

ただ、あなたが真剣にその正体を見破ろうとして、事実見破ったことで、あなたは、その牢獄から解放される、というわけです。


(つづく…)