何気ない日常の中でも、興味深い現象が起こり始める事について触れたいと思います。
ここ数年、私の家には、全くゴキブリさんが出てきません。
あまり綺麗な話ではなくて申し訳ないのですが、以前は、まめに掃除をしていてもゴキブリさんがいつの間にか、家の中に入っていらっしゃっていました。
私は大丈夫なのですが、一緒に住んでいる彼女は、ゴキブリさんが相当苦手のようで、あのサササササっという姿を見た瞬間、家の中に悲鳴が響き渡るのでありました。
しかしながら、気づくとゴキブリさんの姿がここ数年ありません。
掃除の頻度は変えていないのにも関わらず、です。
私が気づいたのは、私であるものを見出したのを境にして以来、パタッと見なくなったのです。
非常に驚いたのは、玄関の扉の前にゴキブリさんがいて、いつもならサササッと入るのでしょうが、入ってきた瞬間、踵を返して出て行ってしまわれたのです。
彼は、決して恐怖から逃げたわけではなく、「あっ、ここ違うわ」という具合に帰って行ったのです。
もちろん、彼女はそれで大満足なのですが、私はこの現象に本当にびっくりしました。
同じように、この暑い季節、例年ならコバエが出てもおかしくないのですが、コバエも姿がありません。
これは全て、私であるものを見出した後に起こり出した現象です。
ゴキブリさんにしろ、コバエさんにしろ、彼らは共通に”黒い”存在です。
そしてこの黒い存在は、いわゆる死を助けてくれるように私は思います。
死んだもの、死に行くものの手助けをする、つまり分解を促進させるのが彼らのように感じます。
ですので、たとえば体に不調がある時、人生にアンバランスが生まれているとき、必ず何かしらの黒い存在が現れて、何が起こっているのかを教えてくれるのです。
私たちが死に向かっているから、それを伝えにそしてそれでいいのなら、手助けしに現れてくれているのです。
彼らは何も不潔で、ただ偶然私たちの前に現れるわけではありません。
彼らもまた、神なのです。
彼らはきちんとした目的のために創り出された聖なる存在なのですね。
その聖なるシステムを見るたびに、神の恩寵、ハカライがいかに完璧なのかに打たれます。
そして、今ではこのように物事を見る事が自動的に起こっているのです。
何も、「あの本の239ページにこう書いてあったから、ハカライを感じて感謝しよう。」
という具合に ”考えているわけではない” のです。
このような生き方は、私であるものを見出した後、知らない間にこうなっていたのです。
ここに、強制という汚れたものは驚くぐらいないのです。
ここに挙げたのは、ほんの一例です。
こういう理由から、前回グループミーティングでお伝えしたように、ギブアップの会の指針の一つが、あなたであるものを見出しなさい、真我が実現するようにしなさい、ということで、それを直接知る事で、計り知れない理解に辿り着くからなのです。
それは、何かをしたから実現するようなものではありません。
なぜなら、すでにそれは実現しているのですから。
本当は、難しい話ではないのです。
ただ、私たちはそれとは違うものを望んでいるだけなのです。
だから、それが見えないのです。
このように、いつも間違いは私たちにあることを覚えておきましょう。
そうである間は、いまだゴキブリさんのようなアンバランスな存在があなたの前に現れ続けることになります。
しかしながら、ついにあなたが見出すべきものを見出せば、不要なものは人生からどんどんと姿を消して行く事になります。
そして、ついにその最も核となるものも消え去る事になります。
これは、全て私の経験から言えることです。
ですので、これほどまでに私であるものを知ることが何よりも重要なのです。
