・素通りする
それほどまでに、眠りこんでいる世界とは一体、何なのでしょうか!?
私は、このことに本当にびっくりしています。
これほどまでに、催眠にかけれる偉業について。

こんなにも不思議な存在である自分というものを、誰もかれもが当然として日常を生きています。なぜなら、自分が不思議だということすら、気づけないから。

もし仮に気づいたとしても、大抵の人間は素通りします。
ドン・ファンが言及したように、大抵の人間は、精霊の訪問があっても見逃します。

間違ったエゴの覆いというものは、すでにそれほどまでに分厚くなっており、そこを気づきの輝きが貫通することは、通常、ないのです。

自分自身の不思議さに気づけることは、あらゆるもののからくりを紐解く鍵になるのです。それゆえ、絶対的に自分自身の不思議さに気づくことが最初に来なければいけません。それまでは、完全に眠りこけた人生なのです。

(つづく…)