・存在しているという絶対的な感覚

さて、さらに視点を変えてみましょう。

もう一度、東京に、そこに住んでいるあなたに戻ってください。

その視点に立つとき、あらゆるものを見てください。

もし体のサイズが、170センチであるとして、2メートルの人を見たらどうでしょうか?

あなたは、その人が大きいことを知覚しますが、その人の出現によって、あなたの存在感覚は、ぶれますか?
存在の感覚が、大きくなったり、小さくなったりしますか?

仮に、月が目の前にやってきたとしても、あなたの存在感覚は変わりません。

自分より大きい、という存在感覚がありますか?
自分より小さい、という存在感覚がありますか?

400メートルのビルを前にしても、富士山を前にしても、あなたの存在感覚は、変わらないことに気づけますか?

対象物は大きいですが、それによって、あなたの存在感覚がすぼんでいくことがありましたか?

(つづく…)